主人公の心理が時間とともに変化していく過程が、見事に描かれていると思います。
水を飲んだり、食事をしたりするたびに覚悟しなければならない死の恐怖というアイデアがすごい。この恐怖から最期に解放された主人公の精神力もすごい。

　この男、星さん自身と考えることもできるね。シメキリのたび、命をすりへらすかわりに作品を生み出してきたんだから。

【おまけ】
・何度読んでもいい！　ムードとオチが高度に両立してるよ。パーフェクト。
・初めてよんだとき、どんなオチになるかと最後のページになるまでやめられなかった。オチは大なっとく。
・この玉の発想がいい。生きるために水は絶対必要だけど、死を決意しきゃ得られないってとこ。
・赤い粒のクリーム状液。うまそう。1度ためしてみたい。「からい味の種類ではなかった」と書かれてあるのに、個人的にはちょっとピリッとくるイメージなんだけど。そりゃビールか（爆）。
・フロにはいるところの開放感がいいね。
・傑作映画「太陽を盗んだ男」に銀色の玉形原爆が出てくるよ。↓
http://www.amuse-pictures.com/taiyo/introduction.html

こんな短い話なのに（まあ，星さんにしては長いけど…）
長編を読み終わったような気になる。
こんな処刑はいやだよなあ，と思いながら読み始めたんですが，
ただそれだけの話じゃなかったんですね。
「いつおとずれるかわからない死。自分で死の原因を作り出しながら，
その瞬間をたぐり寄せている。」
それは今の世の中にも言えることなんでしょうか。
この男の死への恐怖と，それを乗り越えるまでの心のゆれが迫ってくるようです。
一番すごいと思ったのは２度目の水を飲む場面の描写です。

初めてつける１００点です。
なによりまず、主人公の心理描写に引き込まれ、感情移入してしまいます。特に、一度爆発が起きた跡では〜、というジンクスを自分で作ってすがってしまう、とか具体的な心理描写があるけど、ホントに自分がこの男の立場ならそうなりそうで怖い。
そんな描写を延々と続け、（３０ページ近く・・・！）その後に男が悟る（ちょっと語弊があるかな）場面は、自分も読んでてハッとさせられましたね。
〜地球での生活も、ここでの生活も同じだ〜

これはホントに・・・すごい！

そういえば学校の読書感想文でも書いたことのある作品です。

昔、高校生のころに読んで、意外なオチのあるのが星さんの作品だと思っていただけに、オヤッちょっと違うなと思いながらも感心しました。
今回、久しぶりに読み返してあらためて感心しました。
時代はかわっても、共感するテーマなのでしょうね。

前回は何点をつけたかを思い出すのはやめましょう。
星さんにしては長い話だけど，何回読んでもゾクゾクする。
思えば，日常私たちも『銀の玉のボタンを押す』瞬間を何度も迎えている様な気がする。一体今日を生き抜く可能性って，銀の玉が爆発する確率よりも高いのか低いのか。
火星に送ってやりたい奴は沢山いるけど，火星にいったほうが長生き出来るんじゃないかしらん。

　うーん、男がボタンを押す場面がリアルで、こちらも息苦しくなってきます。生と死、希望と絶望をともに与える両価的な銀色の玉の存在感がすばらしいです。
（私が玉の設計者だったら、ボタンを押しても水が出てこない「ハズレ」も付け加えますがね。うふふ(-_-;)）

　ＳＦ短編傑作選に収録されていても、星さんの作品とは気付かないだろうなあ、ということで９０点。海外のＳＦ短編に対抗したんでしょうか？

私が最低点かな？と思いつつもこの点数（＾＾；

初めて読んだ時は嫌いだった。星新一の本を読むと意識して読んだ
なかでは異質というか、予想していなかったお話だからだと今に
してみれば思う。

で、現在・・・
仮に作者を明かさずにこの作品を読んだとして「すごい作品だ！」
と感心はするだろうけど・・・好きではない。
星さんの作品だよ、と明かされても好きにはなれない。

うまくいえないけど、そんな作品。

１０年後２０年後にはまた変っているかもしれないけれど。
今は、この点数ということで。

好きな作品です。
今までこの処刑地は火星とばかり思い込んでいたけど読み返してみると「赤い惑星」としか書いてませんね。いったいどこなんでしょ？地球から観光でき低コスト(であろうと思われる)で人を処刑に送れる場所だと火星だしでも人は住めないだろうし、なんでかなとずっと思ってました。
極刑が即死刑でなく流罪というのがミソですね。簡単に殺すなどと言う生やさしいことではだめとか？ほぼ毎日一人は男の気付くところで死んでいくのはかなりの人数が星にいて高い確率で爆発があるのでしょう。超小型原爆とあるけどなぜ普通の爆弾じゃだめ？爆発で放射能が飛び散って二重の意味での処刑？
玉の爆発が回数で決まってるなら最初から一回で大量に水を出した方が得策のような気が…。
ラストの「彼は目の前が、不意に輝きでみちたように思った。」というのは比喩？それとも爆発で？どちらなのか今でも疑問です。

処刑者に迫る死へのボタン。だがそれはまた生へのボタンでもある。
はたして、その玉は最後には微笑むのか、それとも・・・
と映画の予告のようになってしましましたね。これも最近映画にはまっているからでしょうか？さてさて、これは「ようこそ地球さん」の中では長編の作品ですね。主人公は罪をおかしてこの赤い星につれてこられたのですが、ボタンを押す主人公、そして玉が微笑む瞬間は読み手の僕自身もドキドキでした。たとえ安全であっても「死」は突然やって来る。だったら何処にいても同じじゃないか、そう考えると、今の地球より、この赤い星のほうが「生」に関しては安全なんじゃないだろうか・・・

先日、くしゃみがたてつづけにでたら、「花粉症？大丈夫？」って聞かれたけれど、花粉症には幸いなったことないです。花粉症の人はつらい季節ですね。

　＞ウィルさん。

「なかみがでちゃう」前半、ほのぼのしてていいっすね。でも義父が「だっこして」あたりから、、、（爆）。
「精の出る靴磨き」お〜♪　本気でほろりじ〜んときました。たしかに文句なくいい。
「貯金箱」問題はこれ。タマリンはかわいらしそうだし、オチは正直やられたって感じですけど、そもそも店員の目的はなんなんでしょう？　やっぱりぐるなんでしょうかね？（笑）

　いつもの古本店から出ると、みるから危ない感じの若者2人がわしの自転車をはさんで左右にすわりこんでいた。1人はけだるそうにタバコのケムリをくゆらせ、1人は後ろむきになって地面に置いたノート（？）になにやら筆記している。
　やべ〜って感じ？
　でも、わしのけはいを察したタバコ男がすかさずノート男に「じゃまになるでしょ？」と静かに注意して、なにごともなく、わしはマイ自転車に乗って帰路につけた。
　う〜む。2人でまじめに宿題でもやってたのだろうか？

ＢＳ２のおーいニッポン今日はとことん○○県
という企画があります。今日は徳島県。夕方ぐらいからついつい見始めてしまい
何となく目が離せないでいる。
こういうのって他府県の人は見るのかなあ…。地味な県だから。
なんだか見慣れた景色…と思ったら自分の家がうつっていた（気がする）
ホシ計画も見ながら書いたら遅くなった上にちょっと支離滅裂？

浦沢直樹作「ＭＯＮＳＴＥＲ」の最終巻が出ました。（知っている人いますか？）謎が謎をよんで、結局わからなかった部分もあるけど、長編の最後に期待以上の結末ではありました。春に出る副読本が待ちきれない・・・

もう三月だ・・・

ＤＶＤで「仁義なき戦い」が出ているのを見つけ、「仁義なき戦い・広島死闘編」を買いました。
先日、仕事で、この映画に出演されていた脇役俳優さんにお会いしているので、よけいに興味があったのです。
早速に観ました。
面白い！
千葉真一のキャラクターが強烈。さすが、役者やのぉ。

今日は日曜出勤なので早めに。と言ってももう９時過ぎた。
ＡＳＤＬが８Ｍになるのでモデムを交換してもらった途端接続ができなくなってしまった。見たところモデムがおかしいのではなさそうなんだけど。仕方が無いので今は普通のモデムで接続しています。『速い』ことの有難さが身にしみる今日この頃です。

　明日も撮影散歩。読売新聞朝刊に、「野生生物保護センター」の保護官の方が紹介されていたので（東大の農学部を卒業して、環境庁の保護官として派遣されているらしい）、保護センターまで行ってみる予定。
　絵葉書とパンフをかっさらってこよう・・・。

マイポスペ「しょーさ」が西方へと旅立ってしまいました・・・。
家出されるほうがなんぼかましだぞ●ーネット！！

相変わらず携帯メールより投稿です。ＢＢＳにおもしろそうなネタがあるのに時間なくてカキコできないこの悔しさ(-_-;)
ホシヅルさんお薦めの「わたしのグランパ」いいですね〜。あったかい作品です。バイト前に読んでたら泣けてきてどうしようかと思いました(^^;)私からもお薦めの作品です。 図書館に予約しているもう一冊も早く連絡こないかな…。

イチゴで「女峰」ってありますよね。あれは何と読んだらいいんでしょ？私は今までずっと「にょほう」だと思ってました。家族では「じょほう」と「めほう」と意見が分かれてそれぞれ譲りません(笑)どなたか読み方をご存知でしたら教えて下さい。

金曜日だったかな、映画「身代金」をDVDで観ました。父親と犯人との心理戦は面白かったです。そしてこの間の列車事故は怪我人は出ましたが、死亡者がでなかっただけでもよかったんじゃないでしょうか。
実は偶然事故現場を通りかかりました。恐ろしいなと思いました。