[ トップ ] [ ホシ計画の説明 ] [ ボッコちゃん一覧表 ]

ホシ計画第23回「マネーエイジ」

参加者のお名前 採点 ☆グラフ
はじめさん 99 ☆☆☆☆+
九条ゆやさん 100 ☆☆☆☆☆
にゅる味さん 80 ☆☆☆☆
ホシヅルさん 65 ☆☆☆+
ほしつるさん 83 ☆☆☆☆
つぼさん 73 ☆☆☆+
さすらいびとさん 75 ☆☆☆☆
ひかるさん 80 ☆☆☆☆
合計点 655
最高点 100 ☆☆☆☆☆
おすすめ度(平均点) 82 ☆☆☆☆

投票参加者 8 名。
マネーエイジ82 ポイントに決定!

ホシヅル☆まろ

チカちか星賞は、1ポイント差で
ほしつるさん
まろゲット!

おめでとうございます。

採点理由
はじめさん
99点

星作品のなかで、かなり印象に残っている一作。
わたしの生きている世界とは違う世界の普通の一日。
明日も似たような一日が続く平凡な一日の「ただの」描写である。
感情というものが完全に排他されている。
だいたい、最初の一言が異様である。
「朝」の一言。文章というより記号である。
しかし、その朝により訪れる一日がその世界の平凡な一日でしかないことをあらわしている。
わたしは星の表現に無駄が無い理由は深いものではないかと感じた。
星は、色やにおいとか感情を起因させるものに対する意義を壊失してしまったのではないだろうか。
ひどく描写がプリンシプル(原理的)である。
遠くのよく見えない景色を確実に見えるものだけを、白い画用紙に黒い一本の鉛筆で線だけで描いたような描写である。
ひどくうら悲しさを感じさせる。
星の作品はどんな作品でも割り切れない悲しさ、冷たさのようなものを感じる。
この作品の世界では、あまりにもお金が大事にされしすぎてお金の価値というものがなくなっている点はおもしろい。
空気みたいなものだ。
お金を手に入れるのは人間の生活行動の途中でしかないのに、それが最終行動になっている。
この作品にはオチは無い。しかし、文章を一言一言読んでいるうちに、
いつのまにか奈落のそこに落とされている感じがする。
星に真綿で首をしめられてしまう。
電気鳥というのが、我が家に昔あった鳩時計を思い出させた。
欠点のない良作である。

九条ゆやさん
100点

確かに、細かいつっこみをいれたくなる点もありますが、好きなので(^^ゞ
朝っぱらから勧誘に来てる銀行員とか、学校休んだら罰金はとられないのか?バスなのに駅?とかね。
硬貨だけだったらとても高い品物を買うときはど〜すんだ?と始め読んだ時は思ったけど、考えれば日本だって昔は小判とか硬貨しかなかったんだしね。

にゅる味さん
80点

「お金」が出てくる話で、星さんも苦心したろう。金貨、銀貨か〜。

いぢめっこに「銀貨1枚」払うくだりがあるけど「時間があれば、値切る」ということは、補助として「銅貨」もあるのかな。じゃ、金貨の上に「白金貨(プラチナ)」なんてのもあるのかも。(金貨の値打ちが低い気、しません?)

ところで、お母さんは「家事労働」に対して、なにがしか要求するのだろうか? 料理に髪の毛なんかが入ってると、逆に払うことになるのだろうか?

あと、お金を払いたくないから「勉強する」という考えもいいぞ。ちゃんと教育になってるやん。

なんにしても「基準」のある社会は、すがすがしい。

ホシヅルさん
65点

なにかおかしい、このお話、どこかに矛盾があると思うンですが。しかし、子供の視点から描かれると、なにかうまく、はぐらかされたようで納得してしまいます。

ほしつるさん
83点

ワイロなんて言葉は,この話で知ったんじゃないかな?ここまで大っぴらにされれはもっと世の中スムーズに行くような気がする。

『子供の目線で淡々と』語られるのが今風(?)でいい。何しろ最近は,自分は一銭も出さず,何の苦労もせずにいい目を見ようとしたがる連中ばっかりだから。『ギブ・アンド・テイク』が死語になりつつある世の中では理解されない話かも。

つぼさん
73点

結構住みやすそうな世界ですね。
お金は社会の潤滑油か。潤滑油なしで機械を動かすのはひずみがでると…。
妙に説得力があります。
この女の子はすごく理知的な子のようですね。
うまくこの社会の中でやっていけるんだろうな。
わたしは,わからん。はみ出すというのはどういう状態なのかな。
金貨,銀貨というのにはあこがれます。

さすらいびとさん
75点

 ユートピア(ディストピア?)ものということもあり、作品の底に生活維持省と同じニヒリズムを感じます。

 うーん、この世界では芸術家はどういう生活をしているんだろう・・・。

ひかるさん
80点

世の中なんだかんだ言ってもお金が一番!!という風潮の中、皮肉たっぷりで面白いです。
勉強しなくてはいけない理由も、犯罪を犯しちゃいけない理由もぜ〜んぶお金!ここまで徹底しているとかえって小気味よささえ感じてしまいそう。
実際こんな子供がいたらかわいくないですけどね〜…。(この世界では普通なんだけど。)

似たような話で、嫌なことがあると何でも保険金が支払われる話がありましたね。
こういう系統は好きです。


近況など
はじめさん

天は赤い河のほとりはすばらしい。
感想はBBSに書いたので省略するが、点数でいったら120点ぐらい。
背中にぞくっと来るものがある。
昔なら、小説を書くはずだった才能のある人が、
競争の環境とお金の環境のためマンガの方に流れているだけで、
今の小説界の衰退にマンガを原因とするのはナンセンスであろう。
90年代に書かれたすべての日本の小説よりも価値ある作品だと思う。
死ぬ前に最後に読む本だとしても後悔はしない。
しかし、後年の星作品を読みながら死にそうな気がする。

今やっている野球ゲームではわたしが率いるダイエーホークスは16年目になり、往年のエース「フォークの神様」杉下が金田正一の400勝記録を塗り替えました。

九条ゆやさん

C級サラリーマン講座の新刊(名前変るけど・・・)11月下旬発売
というアバウトなお知らせで本屋をうろうろしてるけど未だ発見できず。
Getは12月になってからかな〜(><)

にゅる味さん

きゃっふ〜♪
ついに手に入れた! 人造美人!!!

読んでみて、いろいろいろビックリした〜。(いろが一つ多いって)

まず、カバーは青サビ色と赤色の2色イラスト。
うらぶれた感じの路地裏の「BAR」がいいムードを発散している。
中央の煉瓦(れんが)のところだけ赤色で印刷されていて、それは裏表紙までつづき、ふっと見あげると天使が一羽、魂をひきつれて飛んでいる。

¥360−

中はもっと驚き。
目次とデータを列記します。

タイトル 副タイトル 執筆年月
人造美人 ボッコちゃん 1958.1
おーい でてこーい   1958.7
生活維持省   1960.9
廃虚   1959.6
たのしみ   1959.6
年賀の客   1959.10
包囲   1960.4
患者   1959.6
雨   1960.5
蛍   1958.6
愛の鍵   1958.5
水音 ペット・第一話 1959.10
早春の土 ペット・第二話 1959.10
月の光 ペット・第三話 1959.10
鏡 ペット・第四話 1959.10
天使考   1960.3
冬の蝶。   1959.12
最後の地球人   1959.1
食事前の授業   1960.8
セキストラ   1957.5
空への門   1958.2
ツキ計画   1960.7
開拓者たち   1960.2
宇宙通信 宇宙の霊長たち・第一話 1960.6
探検隊 宇宙の霊長たち・第二話 1960.6
最高の作戦 宇宙の霊長たち・第三話 1960.6
桃源郷 宇宙の霊長たち・第四話 1960.7
親善キッス   1960.8
信用ある製品   1960.7
処刑   1958.12

「水音」「早春の土」「月の光」「鏡」は、「ペット」という連作だったんだね。どおりでどの作品にも「ペット」という言葉が出てくるワケだ。
「宇宙通信」「探検隊」「最高の作戦」「桃源郷」は、「宇宙の霊長たち」といテーマだったのか。ほう〜、初耳。
うおおおお、処刑が、処刑が、処刑が、、、。(大好き)

ちなみにイラストは一枚もありません。真鍋さんと知り合う前なのでしょう。

さあて、じっくり読むぞ!!!

【おまけ】
たぶん、前の持ち主が、しおりがわりに使ってたんだろうけど、レシートが一枚はさまれていて「紀伊国屋 新宿 31 JUL 71」ってのがいい味してます。

ホシヅルさん

コミック・ソングというのは最近とんと聞かなくなりましたが、こんど出た桂雀三郎のCDアルバム「雀肉共食」は面白いですなぁ。
「ヨーデル食べ放題」もおかしいけど、実在の串カツ屋を題材にした歌は傑作。初めて聞いた翌日は、仕事中、ワープロを打っていても、上司と仕事の打ち合わせをしていても、やぐら やぐら 串カツ専門店 というメロディが頭の中を駆け巡っていました。

ほしつるさん

会社に私物が増えてきた。と言っても文房具や電卓・パソコンと言ったもの
ばかりではない。電源タップ,延長コード,HUB,UPS,果ては小引き出しから
電話スタンドまで周りの小物のかなりの部分を占めている。
別にうちの会社がケチで買ってくれないわけではない(と思う)。最初は申請するのが
面倒だっただけなんだけど,最近は密かに私物を増殖させるのが楽しくなってきた。
今度は電話を内緒で増やそうかと企んでいる。そのうちに机とか椅子とかの大物も
狙ってみようかしら。散々増やした挙句,会社をやめるときに全部持って帰ったら業
務が停止して困るくらいにするのが,当面の目標かな。
(やめるつもりも会社に不満も今のところ特にありませんが。)

つぼさん

サスさん特製のぽすぺ時計
小学1年生の甥っ子が一番喜んだのは「暴れん坊将軍」のテーマ曲
おじゃる丸だって,ゲゲゲの鬼太郎だって入ってたのに…
体をゆすり,リズムをとり,最後まで一緒に歌い上げてしまいました。
うーん,まあ,いいんだけどね。

さすらいびとさん

 今週はおまけのおまけ作りをやってました。

 星さんのホームページなのに何やってんだ・・・(-_-;)

ひかるさん

もう18:50です…。
さすさん、ごめんなさい!!

[ トップ ] [ ホシ計画の説明 ] [ ボッコちゃん一覧表 ]

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送