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星さんのお墓参りレポート by ほしつるさん 星さんは「東京都港区南青山2丁目 青山霊園 1種イ9号4側9〜10番」に眠っています。
《01》 地下鉄銀座線の外苑前駅から徒歩10分。『東京都山霊園』に到着。『』の字に時代を感じる。 中央奥に見えるのはトイレ。っていうかぁ,『公衆便所』と呼んだ方が合ってる感じ。 右上にチラッと写っているのは管理事務所。まだ入ったことはありません。
《02》 管理事務所はわりと新しそうな建物。霊園の事務所とは思えぬ派手な印象。 人の出入りがほとんど無いので,中の様子はさっぱり分からない。
《03》 そして,事務所脇の掲示板に張ってあった広告。青山霊園にお墓を持っている人でも,継承者に困る家もあるんだなあと,妙に関心。とは言え,自分だって子供いないんだから,誰がお墓の面倒を見るのかとなると何とも言いようが無い。死んじまったら後は野となれ山となれである。
《04》《05》 あちこちに立っている案内図。御丁寧に有名人のお墓の場所を教えてくれている。 ほとんどは知った名前だけど,何人か「誰?」という名前もある。 お墓にプライバシーは無いのか!!とも思うが,死んじまっては文句も言えまい。 家の人はどう思っているのだろう。有名人だからとあきらめているのか。 35番に,是非星さんのお墓を載っけて欲しいと思う人は私だけではないはず。 なにしろ星一,星新一(親一)と著名人が2人も眠っているのだから。
《06》 星さんのお墓付近の案内図アップ。星さんのお墓の住所は『1種イ9号4側9,10番』。 2区画使っていると言うことか。案内図でHと書いてあるところが9号。 十字路のところに小さく書いてある数字は『通り』の番号。
《07》《08》 入り口のところに『東○通り』『西○通り』などと立っているところが親切。 だけど,お墓の住所につながる数字ではなさそう。単なる目印?
《09》《10》《11》 ネコ。 だからどうした!と突っ込まれそうですが,結構出会います。ノラなのか,飼い猫なのか。 特にこいつは,最初に出会ったネコとして,その目つきの悪さと共に。印象に残っています。『ネコの恩返し』のムタさんのイメージでしょうか。
《12》 霊園の中央を走る道路。落ち着いた散歩道といった趣だけどとんでもない。ちゃんとした自動車道で,交通量も結構多いです。両側の木は主に桜のようです。トンネルのようになっていて結構壮観です。初めて訪問した時には,思わず「おおっ」と叫んでしまいました。
《13》 紅葉なんかも混ざっているみたいで,秋もきれいです。
《14》 冬は冬で,枯れた味わいがまた渋いです。
まだ春に行った事がありませんが,きっと見事なものでしょう。 いえ,決して何度も行ってるって事を自慢しているわけではありません。違いますってば。
《15》 松岡元外相のお墓。特に思い入れがあった訳ではなく,通り道に立っていたのでついでに。 そういえば案内図には載っていなかったな。
《16》 これまた途中にある外人墓地コーナー。この一角だけ(?)違ったタイプのお墓をたくさん 見かけます。案内板もあるけれど,ほとんど誰だか分かりません。《17》
《18》 イーストレイク氏のお墓で寝てたネコ。ネコも眠るくらい『安らかな場所』のようです。
《19》 霊園の真ん中にある交差点。交差点のある墓地なんて他にあるのかなあ。この近辺では多くのタクシーが休憩している。穴場なのか。墓地だけに,落ち着くのか。時期によっては怪しい外人風のお兄ちゃんが屋台を出してたりします。怖いのでカメラを向けることは出来ませんでしたが。
ここまでおよそ10数分。星さんのお墓もすぐ近くなんだけど,初めて訪れた時は,ここから見つけるまで結構かかってしまいました。
《20》 星さんのお墓に案内してくれたネコ。初対面の時から目つきは悪い。こいつの写真を撮ろうと 思って追いかけているうちにお墓を見つけたのです。
《21》 やっとのことでたどり着いた『星家之墓』。とても普通な印象。あんまり手入れがされていないのか,訪れる度に雑草が増えていきます《22》《23》。ちょっと寂しい。
《24》 脇に立っている『御名刺受』。たいていのお墓には付いているようです。 霊園入り口の手前にある石屋さん(?)でも扱っているようです。 入れてこようかなあと思いましたが,迷惑になるかなと思ったのでやめておきました。
《25》 左側に御両親のお名前がありました。 星一 昭和二十六年一月十九日歿 享年七十七歳 星精 平成三年十一月五日歿 享年九十五歳 結構歳の離れた夫婦だったんだ。そういえば50過ぎまで結婚しなかったんだっけ?(うろ覚え) お母様は御長命だったのですね。
《26》 右側に星さんのお名前がありました。 星親一 平成九年十二月三十日歿 享年七十一歳
ちなみに裏側には「昭和三十五年五月建立」とあります。と言うことは10年余り,お父様は別のお墓に埋葬されていたのでしょうか。昭和35年と言えば,星さんが作家になった頃だと思います。当時の青山霊園は今みたいに高くはなかったかもしれないけど,星さんが買ったとすれば頑張ったんだろうな。
《27》《28》 星さんの近くで見つけたネコ。視線を感じて振り向くと,胡散臭そうにこっちを見ていました。 ちゃんとカメラ目線をくれてたので人嫌いではないみたいだけど。そういえば最近見かけないな。
《29》 帰り道で見かけた,置き引き注意の看板。行きには気付きませんでした。よく見ると,『置引きに注意』でなく『置引き被害に注意』とありますが,やはり注意すべきは『被害』ではなく,『置引き』そのものなのではないでしょうか。そもそも『被害』に対してどうやって注意すれば良いのか?誰も突っ込まないのかな?
《30》 帰り道,追い越して行った自転車のおネエちゃん。 いつもヘッドホンを付けて歩いているので,後ろから自転車やジョギングの人が来てもほとんど気付かないのですが,何か気配を感じたので振り返ると,すぐ後ろまで迫っていました。 とても私好みのカワイイ感じのおネエちゃんだったので,思わずシャッターを切りましたが,残念ながら,私のデジカメは立ち上がりが遅いので,おネエちゃんは遠くに行ってしまいました。
(そんな人はいないと思いますが)もしこの文を読んで,星さんのお墓参りに行ってみようかと思った方がいましたら,是非桜の季節をお勧めします。私もまだ見たことありませんが,きっと見事な桜並木を見ることが出来ます。有名人のお墓巡りも兼ねれば,一日楽しむことが出来そうです。
以上です。とりとめの無い文章でゴメンナサイ。