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ウインクホシヅル 「解放の時代」('60年代日本SFベスト集成) ジャンプホシヅル
星新一が自らに科したタブーに挑戦?


「解放の時代」('60年代日本SFベスト集成)
 トメハルさんから情報をいただきました。お礼を申し上げます。
ありがとうございました。

'60年代日本SFベスト集成

「解放の時代」(60年代日本SFベスト集成)表紙
( 画像クリックで拡大 )

筒井康隆編
徳間文庫 1980年10月31日 初刷 定価420円
星新一「解放の時代」収録。

全15作品中、星新一著は1作品。

解説/筒井康隆
星新一「解放の時代」

…(略)「SFマガジン」四十二年十月臨時増刊号に掲載されたもの…(略)…なぜかこの作品、星さんは短篇集にも全集にも収録していない。一度だけ、筒井康隆編「夢からの脱走」という小アンソロジイに収録されただけであるから、読んでいない人が多い筈なので、編者としては喜び勇んでこれを巻頭に収録させてもらうのだ。」(筒井さんの解説から)

「4,5年前に今は無き古本屋で、星さんの未収録作品(当時)を発掘しました。今はこの作品、星新一ショートショート1001の3冊目に載せられてますね。」(トメハルさん談)

「星新一の真価がほんとうにわかるようになったのは30歳に近くなってから。これはぼくひとりの体験ではないのではないか。」(中略)
「昭和40年に上京して以来、星さんと親しくおつきあいいただくようになって、次第にぼくの中で星新一の真価が明らかになっていった。そんな時、ぼくを決定的に打ちのめしたのがこの『解放の時代』である。」(中略)
「いうまでもなく星新一唯一のポルノ作品。限りなくポルノに近いためにポルノを超えてしまった大傑作。」(中略)
「これはポルノ批判であり、また、今となっては『ポルノ批判』批判でもあり、星新一の両極的批判精神が最も発揮されている作品である。」(筒井さんの解説から)

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