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とんぼがえりホシヅル 星一著「三十年後」掲載SFマガジン とんぼがえりホシヅル
星一著「三十年後」掲載SFマガジン表紙 星一著「三十年後」
☆星一著「三十年後」掲載SFマガジン☆

「三十年後」は、星さんの父・星一氏が大正7年に発表したSF小説。執筆の動機・目的は薬品PRとのこと。要約・解説は星新一さん。

 星さんの解説より。「」内は引用。アラビア数字は原文では漢数字。

 発行日は大正7年4月27日。星一は満45歳。

 京橋の店に現れた後藤新平の「ばかにつける薬はあるか」という質問と、それに答えた星製薬社員の「目下研究中です」というやりとりが発想のヒントになった、とのこと。

「この作品の特徴は、全編が薬品へのPRになっている点である。PR小説の創始者といえるかもしれない」

「しかし、こんな作品を書いたおかげで、世人には誇大妄想狂的な印象を広めたようでもある」

「父が死亡してからもう16年になるが、亡父の作品を解説するぐらい苦手なことはない。自分の父親について、公正な評価を下せる人がいるだろうか。けなすわけにもいかず、ほめたたえるわけにもいかない。しかも私は、不肖の息子意識がとくに強いのだ」

「この当時、亡父は官僚と同業者の連合軍からの、ひどい圧迫を受けはじめていたはずなのだが、それを反映した憤慨も暗さも虚無感もない。あくまで楽天的に書かれている」

「なお、この本は文庫本の大きさで、240ページ。雑誌掲載のため、半分にちぢめた。一部をダイジェストの形にした。挿絵も本書のなかのものである。奥付けを見ると、定価60銭、新報知社発行とある」

 星一氏については、「明治・父・アメリカ」「人民は弱し 官吏は強し」(新潮文庫)を。

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